
CASE:3 賃貸戸建
築30年超えの建売住宅を「トカイナカ」一戸建て貸家として表現させました
CASE:3-01 築35年建売住宅を内外装共に一新
オーナー様自身も家を持っていたりすると、持っている物件が空き家になってしまった場合、管理がとても大変になり、放置すれば空き家措置法で莫大な税金がかかってしまいます。賃貸で戸建に住みたいという需要は多いため、田舎であれば広い家に住めたり、庭が持てたりするというところにメリットが加わり、資産活用ができます。
東京郊外にある築35年の住宅のオーナー様は賃貸として約20年間賃貸として貸されていました。入居者の方の退出が決まり何か提案はないかということで、この「トカイナカ」をテーマとした賃貸戸建住宅のアイデアを提案させていただきました。
退出後の室内は賃貸ということもあり荒れ放題で一部雨漏りをしている部分もありました。元々当時は建売住宅として建てたので造りや間取りもいい加減なところがあり、ただ単に修繕だけではどうにもならない状況でした。
そこで水廻りの交換を含め間取りの変更と内外装の一新をすることにしました。但しそこはオーナーが住む住宅とは違いますからコスト面をどうするかという事を含めチャレンジすることにしたところ、ウッドショックで木材の値段が約2倍にも跳ね上がりました。そのような緊急事態もありながら既存の物を大切にしながら、コストを抑えつつやっと完成した「トカイナカ一戸建て貸家」です。外装もカラフルでモダンな建物に仕上がり、相場より家賃は高めですが、すぐに来日されたばかりの米国人夫婦が住まわれることになりました。
ポイントを写真で解説!
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CASE:3-02 築48年の一戸建貸家、建て替えるにしては将来の日本には不安がありすぎる
当社の不動産事業部で約20年に渡り管理させて頂いていた入居者の方が引っ越しされることになりました。
建物は築49年と、とても古く、そのままの状態ではそのまま貸し出すことが出来ない程劣化していたり、機能的にも、ほとんどが和室であったことや水廻り機能も相当古く、また冬は寒くて、夏は暑いということもあり、オーナー様からは、建て替えしたらというご提案もありましたが、その場所はあきる野市という東京の多摩地区でも大分西側にあり、近隣のアパートや貸家もだいぶ空室が目立つ場所でもありました。
そこで、ここで借金までして新築としてもアパート経営としての収支は合わないのではないか、と提言しました。本来ならオーナーの言う通り、では建て替えましょう、と言った方が弊社的には良かったのですが、日本の今の現状、そして将来について考えると、どうしても建て替えて新築にしましょうとは言えませんでした。そこで、私が提案したのは、現状の建物を活かしながらのリノベーションでした。イメージ的にはレトロ、モダンなインテリアで他物件と差別化ということでした。完成後住まわれたのは都心に住んでいた方で、大型犬をを飼い、セカンドハウスのように週末とか、友人が集まって来たり、またリモートワークの仕事場としても使われています。また家賃も相場の1.5倍高いですが問題ありません。
あきる野市は「秋川渓谷」があり東京とは思えないような自然豊かな街ですが、都心までは60分で行くことが出来ます。このレトロな雰囲気はまるで田舎の古民家に暮らしているような気持ちにさせてくれますが、都内への通勤も可能であるというまさしく「トカイナカ」の住宅となりました。
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