CASE11 貸家のリノベーション
10年間貸家にしていた家のLDKを2階に移動し息子家族が住む
10年間貸家として活用していましたが息子さんご夫婦にお子様が生まれることを機にリフォームをしたいというご依頼でした。
所有者であるお母様はこの建物の近くの戸建住宅に住んでおり、初孫と息子さんご夫婦が安心して暮らせる家を造ってくださいというご要望でした。プランニングに当たり様々なご提案をしました。
耐震補強、断熱はもちろんの事、LDKを2階に移動しロフトをつくることでお子様の成長を一貫して見届けられます。3室あった部屋を一体としてLDKにしたので現しとなった柱や梁、それを補強した梁がアクセントとなっています。対面キッチンのカウンター部分の壁面は壁材などの廃材を細かく張りカラフルな仕上がりとなっています。このように古いものでも残せるものは大切にして再利用することで思い出を残したり、コストを下げたりとメリットがたくさんあります。
耐震補強としては、車庫部分に2階の相当部分と屋根、バルコニーを4本の鉄骨中にのみで支えており、室内の天井付近には大きな欠損があり基軸柱にはぞっとするほどの荷重がかかっていました。地震が起きた時でも耐えられるような耐震金物や筋違い柱の補強、コンクリートの基礎と施工をしました。
この建物は国立市の築35年の建売住宅でごく平均的な広さとなっています。
学園都市であるこの街は、飲食店などもある程度規制され綺麗で治安もよく、快速などは停まりませんが都心まである程度近く住みやすい「トカイナカ」の街です。
ポイントを写真で解説!
BEFORE
AFTER