CASE:4 木造戸建住宅のリノベーション
築50年の2階建て戸建住宅を「トカイナカ」の生活に対応すべくリノベーションしました
今回の住宅は昭和48年、おじいさんの代に建てられあちこち増築をしていました。将来の生活に備え、古い家のバリアフリー・耐震・断熱工事をしっかり行いたいというご要望でした。築50年なので耐震基準や断熱基準も違い、それに加えて増築もしているので、スケルトンにしてしっかり補強を行いました。長年住んできた家を大切にして、柱や梁を再利用することでコストも抑えられます。
1階の親世帯は「トカイナカ」というコンセプトのもと、広いLDKをスライドドアで分けることができ、介護の際には自宅の庭が見える位置にベットを置き、静かに景色を楽しむことが出来るようになっています。キッチンの横にはパントリーがあり、リモートワーク用の机としても使えるよう設計しています。新型コロナウイルスの騒動によって「自宅に隔離される」ことが非日常ではなくなった現在、有事の際に必要な備蓄品を入れておき、自宅避難も出来るように家づくりすることも大切なことです。
2階は子世帯の部屋で、空間を広く使えるようにLDK上部は吹抜けとロフトになっています。バルコニー部分は広く作り直し、子供が走り回ったり、家庭菜園が出来る広いバルコニーとしました。
外壁には杉板をふんだんに使用して暖かい雰囲気のデザインです。築古物件でも普通の新築以上の付加価値のついた住宅となりお客様はとても喜ばれました。
ポイントを写真で解説!
BEFORE
AFTER