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東京都 Mビル
通行人が歩いているところに、外壁のタイルが落ちてきた
当社の不動産部で管理させて頂いているビルです。
通行人が歩いているところに、外壁のタイルが落ちてきたということでした。幸い大事には至らず良かったです。足場を組んで、既存の外壁タイルをチェックしましたが、所々に浮いたタイルがあり、どうしたら良いか検討しました。①タイルを剥がしてモルタルを塗って塗装する、②浮いているタイルを外して復元する、③全く違う外装材をタイルの上から貼る、という選択肢がありましたが、安心感、予算、デザインなどの観点で検討し、③で決定しました。
この建物は、鉄骨造の建物で、外壁はヘーベルといって、軽量気泡コンクリートという3000×600×100㎜のパネルになっていて、これを鉄骨の下地に貼り付けていく工法ですが、ヘーベルのメーカーが言うには、このパネルの上にタイル貼りは禁止されているのです。しかしながら恐ろしいことに、多くの建物にはタイルが貼られているのです。落下するかどうかは職人の技術、接着剤が適正かとか、タイルの大きさや重さなどによりますが、あとは気象条件とか、最後は運ということにもなります。
もし通行人の頭にでも当たって大怪我をしたり、場合によっては死亡する可能性もあるわけですから、このように劣化した場合はとにかく一日も早く工事をする必要があります。
これらの提案においては業者によっては様々ですが、意外と私が先に述べたような知識がない業者が多いというのも事実なのです。