工事中の様子
いよいよ古民家再生の始まりです。
ポイントは、なんと言っても大きく傾いている床の再生と補強。アルミサッシを入れ、玄関、リビングダイニング、台所…一部台所を増築しながら間取り変更も加え、コストを抑えながら構造的にも、インテリアデザイン的にも、ご予算の中で満足度の高い工事を目指します。
道路上から見た古民家
金属瓦(グレー色)は母屋部分、赤色の屋根は、解体前の台所の上にかかっているものです。いよいよ解体が始まります。
まず、赤い屋根部分の台所を解体します。既存台所の内装は、第1回のライブレポートにて紹介しましたが、再生出来ない程劣化していたので解体し、新たに造り変えます。(増築のように)
台所増設(造り替え)
老朽化が激しい台所部分を解体しました。
台所基礎予定部分
新たな台所スペースの作り替えのため、増築工事と同じプロセスをとります。
次にここには、基礎の鉄筋工事を行ないます。
元台所を解体後、基礎をつくる
基礎の鉄筋工事を行なっている写真。
基礎コンクリート打設が完了
造り替えの台所増設部分に基礎コンクリート打設完了。型枠を外した段階の写真です。
居間及び玄関土間部分の床組み工事中
現在の暮しの中では、 玄関の土間部分が広すぎました。そこで、居間のスペースを既存よりも広くとり、床を組んでいます。
北側の癰壁沿いの構造補強は、土台をジャッキで持ち上げ、新たにコンクリート布基礎で補強する大工事も行ないました。
おかげで、傾いた床を水平近くまで回復することができました。
居間及び玄関土間部分の床組み工事中 その2
奥の石垣近くの床部分は、構造補強をした場所です。北側でしかも癰壁があるため、かなりじめじめしていたと思われます。
湿気で 土台が腐り、 柱が10センチもずり落ちていたのでした 。
床下地組みの工事の様子
元々、和室の居間でしたが、玄関土間を利用して居間スペースを延長しました。無垢のダークオーク色フローリング(アカシヤ)を貼り、古材と調和する色目を選択しました 。
北側腐蝕部分の構造補強
土台の腐蝕が原因で、柱が10センチもずり落ちて、室内床も坂のような傾斜が付いていました。土台をジャッキで持ち上げ、新たにコンクリート布基礎を作って補強中です。
布基礎の完成
耐震上も安心できる構造になりました。
無垢のテーブルを有効利用
このテーブルを加工して、玄関のタタキのあがりにステップとして有効利用したいと思います。出来上がりは、次回のレポートで報告します
1階のLDKの工事風景
母屋居間から、台所部分をみる。写真左側が、造り替えの台所増設部分です。新建材の色が 鮮やか。既に居間も広く感じられます。
造り替えの増築部分を上から見下ろす
造り替えの増築部分(台所)の屋根工事も完了
造り替えの増築部分を正面から見る
勝手口を今から設置しようというタイミングの写真