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東京都青梅市 A邸
古民家再生リフォーム
築年数が80年を越えた古民家を限られた予算の中で再生します。
構造補強は、土台をジャッキで持ち上げ、新たにコンクリート布基礎で補強する大工事も行なう予定です。(傾いた床を水平近くまで回復させる予定。)
その他、玄関、居間食堂、台所、アルミサッシ化、一部増築、耐震補強によって、安心安全で快適な家づくりを目指します。
幸い室内側の木材に腐蝕は見られません。
年月を重ねた柱、梁、天井の赤黒い色調ととけ合う古民家の魅力を最大限引出していきたいと考えております。
予算を極力おさえながら“古民家再生”
非常に珍しい“桧皮葺”の屋根は、葺ける職人がいないと言われる程の貴重な屋根材で現在では、社寺仏間にしか見られません。長い年月を経て風合いを増した“古材の色合いと質感の魅力”をいかす事と“構造的な弱さ”“冬の寒さ”といった欠点を 補うことを同時に考えていきます。
古民家の魅力を最大限引出し、
欠点を補う!
- 【魅力を引出す】
- 古材の魅力を活かす
- 天井の高さを活かす
- 【配慮すべき点】
- 冬場の寒さの改善
- 腐りによる構造補強
- アルミサッシ化
- 設備の改修
古民家の風合いを残しながらサッシを入れ床下の構造材の腐りによって、傾いてしまった家自体を徹底改善すると共に 独特の魅力ある古民家の雰囲気を残す!
※1階居間の床は、かなり傾いていて、構造状の劣化が想像されていました。床下を点検した所、床の重さを受ける重要な構造材である束が抜けていることが判明しました。床の重さを支える大引(太い丸太)は空中に浮いているような状況です。これはすぐにも補強しなくては危険です。
リフォームスタート~リフォーム前の状態~
珍しい“桧皮葺”の屋根は、葺ける職人がいないと言われる程貴重です。
年月を経て、独特の懐かしさと風合いが感じられる希少物件で、非常に魅力があります。反面、冬の寒さはかなり厳しいことも想像以上
かと思われます 。現在は、メンテナンス不可なため金属製屋根材で覆っています。
現在木製雨戸が入っている位置にアルミサッシと玄関(引戸)を入れる予定。土台の腐蝕が原因で、柱が10センチもずり落ちて、室内床も坂のような傾斜が付いている。土台をジャッキで持ち上げ、新たにコンクリート布基礎で補強する大工事となりました。
床を剥がし下がった古い丸太の土台をジャッキで持ち上げ引き付け金物で補強、更にコンクリ ート布基礎で補強する大工事になりました。
→ 母屋に比べ、比較的簡素に作られているため、外壁、基礎部分が相当腐蝕し、傾いた状況。
また、雨漏りも見られこのまま使える状況ではない。
こちらの部分は全撤去し、コンクリート布基礎の上に在来木軸工法で増築予定。
築年数に応じた老朽化は構造的にもかなり危険でした。