リフォーム完成
外観
Before
After
以前の小さく分断されたお部屋から、存在感のある広々としたLDKに変わりました。家族のコミュニケーションの中心となる場所が明確になり、仲のよいT様ご家族の笑顔が集る文字どおり“明るくナチュラルな家”が完成しました。
南京下見板貼り仕上げした外観
2面の外壁を杉板南京下見板貼にしたことにより、全くイメージが変わりました。
南京下見板貼のメリット
雨の切れがいいこと、杉板の収縮が表に見えないこと、外観に陰影にできて変化のある仕上がりになるのがメリットです。
家族が集まる広々としたLDK
小さく分断された部屋が、広々としたリビングダイニングへと変わりました。全体的にナチュラルモダンな印象です。
和室側を望む
モダンな和室は、戸襖を開け放つとリビングとの一体感が生まれます。床から2メートル程の高さに付けた飾り棚には、戸襖用のレールの溝を彫り、開け放した際の空間の魅力が増すようなデザインとしました。手前、階段下は収納として有効利用。
キッチン
きれいな赤色のシステムキッチンには、ガラスモザイクタイルを合わせ、個性的な空間に仕上げました。
LDK側から見た台所
飾り天井に間接照明を効果的に配して、演色しています。構造上、梁等の制約がありましたが、天井は、可能な限り高くしました。
ロフト付子供部屋
男の子さんの子供部屋は、梁にブルー色を塗装してアクセントにしています。ロフトやロフト下収納のおかげで、収納スペースをきちんと確保しながらも、広さを感じられる空間となるように配慮しました。
ロフトの上も広い
かなりの収納量が期待出来るロフトです。秘密基地感覚で楽しめそうな、お子さんにとってはワクワクする人気のコーナーです。
洋室
最上階の天井を高さいっぱいに利用した開放感のある部屋です。木部にはグリーン色を塗装しました。
子供部屋2
収納がきちんと確保されているこちらの部屋にはロフトはありません。※天井部分は、上の写真(青い梁のある)のロフトが乗っています。こちらは印象を変えて、明るくナチュラルな雰囲気です。
担当者より
今回の仕事は、お客様であられるご夫妻に全面的にお任せ仕ますという事でご依頼いただきました。設計者として非常にやりがいのある仕事でした。
全面的な間取りの変更、設備機器の一新、耐震補強、内外装のデザイン、立体的な建物の隅々まで生かしきること、更には建築資金の紹介に至るまでやらせていただきました。プロとして「お客様の期待以上の仕事をする」というモットーが実践されたのではないかと思います。
完成間近、奥様が現場で仕上がりをご覧になった際、感激の余り泣き出された事は、創作者として大きな感銘を受けました。
一級建築士 蓑田 常弘