基礎補強
リフォーム開始!解体と基礎補強の様子をお伝えします。
増築部の基礎がコンクリートブロックであることが判明
コンクリート布基礎のヒビ割れ。当時の建築住宅の基礎は鉄筋が入っていない場所が多い
2階躯体の状況。外壁モルタル下地のラス板と細い筋違いが見える火打金物や補強金物が全く見当たらない
和室等の真壁構造の柱は天井廻り縁部分で欠き取られ、耐震的には弱い
解体工事をはじめる前にしっかりとした足場工事を行う
解体開始
解体材ですぐに山盛りとなる
2階より1階部分の内部が解体された状態を見る
2階より1階設定部分を見る
中階段の解体後の状況
コンクリート布基礎のクラック(ひび割れ)や一部ブロック基礎であった事が判明した
既存の梁と桁の取付状況
羽子板ボルトの一番重要なコーチボルトが無い。当時の建物のほとんどがこのように手抜き工事となっている。
コーチボルト
外壁も全て撤去します。屋根はこの後解体していきます。実はこの屋根瓦の下にもうひとつ別の屋根が敷かれていました。更にこの材料に有害な石綿が含まれていました。
現状はバルコニーに出るのに跨いで、かつ、頭をかがめて出なければならない低い庇となっている。
屋根に乗っているバルコニーを撤去する
解体にあたり、しっかりとした足場を設置、安全を確保する
既存階段は工事仲の階段として利用する。最終的には新しい階段を取り付ける
2階内部をほぼ解体した状況
床は最後に接続していきます。非常に細い板の筋違いはところどころにしか設置されていない。
梁材や柱・土台・木材は、ほぼ完全な状態に保たれていました。
当時の木材は国産材が使用されていたため、築40年後もしっかりしている場合が多い。それに比較して現在新築等で使用されている木材は非常に腐りやすく、高温多湿の日本には不向きだと思います。
1階の床・壁・天井をほぼ解体した状況
1階から2階に登る階段付近。2階もほぼ解体されている
耐震補強工事の様子
増築部分の新規基礎
内部の耐震補強基礎のコンクリートを打ち終わった後
要所要所は内側に基礎補強して耐震性を高める。
コーナーにあるのがホールダウン金物
ホールダウン金物で地震時のコーナー柱の引き抜けを防止する。
内部の新たな基礎補強をした部分は新たな防腐土台を取り付けて柱を建て、建物の過重を分散させる