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東京都 Sビル
リフォームではなく、リノベーションでもなくコンバージョンをすることになった
通常よく言われている「リフォーム」は、古くなった浴室や浴室やキッチンを取り替えたり内装材を新しくするような簡単な修繕工事で、解りやすく言うと、古くなった建物を部分的に最大でも新築の状態に戻すことを言います。
「リノベーション」とは、家の間取りを変えて、部屋の位置や水廻りの位置や端には玄関や階段の位置まで変えて、耐震補強や断熱工事まで行って既存住宅の状態とは根本的に変えることを言います。
そしてあまり聞き慣れない「コンバージョン」とはリノベーションを更に複雑にかつ建築の専門的知識をもって用途変更まで行うという非常に高度な建物改修のことです。
例えばオフィスビルを住居系の用途に変えるとか店舗に変えたりする工事を言います。
1990年にバブル景気が崩壊した日本経済は2023年の今現在まで基本的にはデフレ経済が続いており先進国の中で唯一GDP等の経済成長がない国となっています。そして30年に渡って景気の低迷が続いています。
そして昨年あたりから新型コロナウイルスの蔓延が主とした原因ですがウッドショックと言われる木材の高騰や海外に依存してきたサプライチェーンのシステムが崩壊してきて、資材や工業製品等の価格が上昇してきました。そして更に昨年あたりからは食品やあらゆる生活必需品や電気、ガス、水道等の料金も次々と値上がりしてきました。
それらの影響からか日本の地方どころか都心の一等地のデパートや商店や、会社に至るまで、営業的に厳しい状況となり倒産や店舗の閉店を余儀なくされるようになりました。そうすると空アパートやテナントビルの空室が目立ち始めてきて、それらの空室を埋めたり、経済の需要を復活させるためには、単なる模様替えや小手先のリフォームでは、対応出来ないような状況になってきたのです。
そんな中当社の不動産部門で売買仲介のお手伝いをしていた中古ビルを売り出すも中々売却できない状況が数年続いていました。そのようなこともあり、それでは当社グループで買い取ってコンバージョンのモデルケースにしようということになりました。この中古ビルは築42年と古くかつ地階から4階までの全てを寿司店として営業を続けてきたビルでした。