2階にLDKを移設した家の実例集


日本の一般的な住宅は2階建造住宅が主流です。その他、構造的には大きく分けて鉄骨造とRC造とがありますが、おそらく70%位は木造ではないかと思われます。
そんな日本の一戸建ての間取りは、古い家から最近の家まで1階にキッチンとダイニングとリビングというつくりになっています。近年は2階にLDKという家も見られるようになりましたが、それでも80%~90%位の家がそのようになっているのではないでしょうか。{
当社のリフォーム工事はスケルトン(耐震+デザイン)工事が多いのですが、住宅改修のご提案として木造の場合、2階にキッチンとダイニングとリビングを移動させるというご提案が80%位はあります。
その場合、お客様からのご要望があるケースはほとんどありませんが、当社独自にそのようなご提案をさせて頂いております。 そのようなご提案を差し上げると、最初は抵抗されたりびっくりされる場合が多いのですが、色々とご説明し、そのような工事をやらせて頂くケースがとても多いのです。 工事中まではそれなりに不安をお持ちのお客様もいらっしゃるのですが、完成していざ住まわれてみると100%といっていい位のお客様が2階LDKの作りに満足していただけるのです。


工事中の様子

2階建

平屋

今まではなぜ1階LDKというプランが主流だったのでしょうか。
やはり一番の理由は庭とのつながりを重視すること、もう一つは家の中の主空間である料理をして食事をして居間で寛ぐというスペースが2階まで上がっていかなければならないという事の方が不自然だと思われるのは当然の事だと言えます。

それに昔の家は平屋造りというのも沢山ありましたし、今でも平屋造りは贅沢な住まいとされています。
料理を作る・食べる・寛ぐ・お風呂に入るという主たる生活習慣のための空間は、やっぱり1階の方が良い、そして2階は寝るためのスペースという考え方が主流でした。
来客時の対応も全て1階で済ませる。日本建築のひとつの考え方として、居室→縁側→外の庭というつながりを重視する考えもありました。しかし一戸建ての庭は狭く、最近では花や植物の手入れも面倒だし、蚊にさされるのも嫌い、庭の土を部屋に持ち込むのも嫌という人達も増えています。

家の中の主役はどこなのか。当社はリビングダイニングキッチン(LDK)ではないかと思っています。
当社は限られた建物の総面積の中で個室・居室や廊下等のスペースを削ってまでLDKは可能な限り大きくした方がいいと考えています。

これから当社がなぜ2階LDKをお勧めするのか理由を5つの視点に絞ってご説明したいと思います。

1)採光

2階LDKにして明るい空間となった施工例

明るさという点では、周囲が川や海や広い空き地等に面していない限り、やはり1階より2階の方が相当明るいです。 特に冬の時期には1階部分は陽当りが悪くなります。そして1階の部屋は床下からの湿気とも相まって底冷えがする空間となります。

特に耐震性を重視して、壁の量をたくさんとり、窓の数が制限されるようになると1階部分は更に暗くなります。そうなると、やはりLDKは2階の方がいいのではという考え方にもなってきます。
2階で採光をとる方法は2つあって通常は外壁に取り付いている側窓と傾斜した屋根に取り付けるトップライトからとるという方法があります。このトップライトは側窓に比べると非常に明るく建築基準法では側窓の3倍の採光量としてみてくれます。

2)眺望

眺望とは遠くを見渡すこと、又、見渡した眺め・見晴らしのことを言い眺望権という権利があります。建物の所有やなどが他の建物などに妨害されることなく、これまで享受してきた一定の景色を眺望できる権利をいいます。
家の主役がLDKであるならば、一番眺望の良い所にLDKを持っていくのは当然のことだという考え方になります。

3)通風

2階LDKにして屋根裏を現した施工例

誰でも知っているように高い所の方が低い所より風は強く吹いています。

最近の家は高気密高断熱に作られているため、従来の日本の家のように風通しを良くするという発想は少なくなりましたが、当社はやはり高温多湿の日本の気候風土の中では基本的に家の中の風通しを良くすることは、本当の意味の除湿効果があり家を長持ちさせカビの発生を抑え健康的に住める重要なポイントだと思っています。

2階LDKにして天井を撤去して屋根裏を現し吹抜勾配天井にすることで、自然発生的に高所に向って風が流れ、それを自然換気の窓や換気扇等で廃棄排気することにより夏は涼しく何とも家全体が機能的になります。

4)耐震性アップ

LDKという広い空間には、柱や壁は出来るだけ避けたいところです。
2階が広いLDKということは、1階には個室を沢山作ります。ということは、1階に壁や柱をいっぱいとるプランになります。
当社の手掛けるスケルトンリフォームは基本的には内部の床・壁・天井を全て撤去しますので、既存構造材のチェックを行い、要所要所に筋違いや火打ちを設け耐震金具で補強していきます。その場合は、一部分のみを強化するのではなく全体のバランスが重要となります。2階は軽度に、1階は2階に比べて強固に補強していきます。
2階の広くなったLDKの中の既存柱は、残したりして化粧柱、化粧筋違いにしても意外と軽い眼隠しになったり、室内のアクセントにもなっています。

5)インテリア性抜群

当社では大体2階LDKにするために、既存天井を全て撤去しますと、屋根を支えている小屋梁や母屋や束という角材が現れてきます。それらは当時の建築の常識として国産材が使われているため、ほとんど腐蝕していません。今使われているような集成材ではなく年輪がきめ細かい天然の力強い構造材が露出してきます。そんな力強い構造材を露出させる空間デザインは何とも力強いものになります。そして高くなった勾配天井は素晴らしいインテリア的要素を兼ね備えています。
何といってもフラットで退屈な天井のインテリアに較べると吹抜傾斜天井のある家は視覚的にも素晴らしいインテリアになります。昔の合掌造りの家のイメージです。
そうやって出来た吹抜け傾斜天井の一部にロフトや子供部屋等を設置するという事も大きな付加価値として可能になります。

古い梁をそのまま活かした施工例

天井にプロペラFANを取り付けた
施工例

6)階段室の役割

階段は建築を構成するエレメントの中で最も重要な空間です。
2階LDKにした場合は、その階段はしょっちゅう上がったり下りたりしますので、日常的運動が健康にも良いですし、その階段を通じて家全体に空気も流れていきます。そして階段を通じて光も降り注いできます。特に夏の熱気は自然に上昇し最上階に流れていきます。その上にたまった熱気を自然換気や強制換気で排気することにより、夏は涼しい家となります。家全体に光や風を通すことにより、健康的にも耐久的にも家は長持ちしますし、家族の気配を階段を介し家全体で感じることが出来ます。そういう意味で2階LDKのプランの場合の階段の役割は大きいといえます。

2階にLDKを移設した家の実例集

01

この建物は2世帯住宅の新築です。1階は個室、2階に広いLDKと客間(予備室)としての和室という間取りになります。荷物の収納、そしてお子様が大きくなられた時のために、大きめのロフトを作りました。

02

屋根の延長上にロフトを作り広々とした横にも縦にもゆったりとした大空間となりました。床は全ての部屋に無垢材の栗アンティーク風を採用しました。

03

2階へ移設したリビングは調光・通風・眺望に優れ、明るく広々とした空間となりました。南側サッシは大きなものに交換しました。

04

リビングの天井は吹抜けにし、化粧梁は白く塗装しました。

After 外装リフォーム後

05

2階へと移動したリビングダイニングは、ロケーション・通風・採光等に優れています。

06

LDKは1階から2階に移設し、中央にはロフトに上る階段を取り付けました。

07

3部屋の壁を撤去し、2階に広いLDKがとれました。中央の梯子はロフトへ登るためのもの。

08

2階リビングに変更することにより、吹き抜け付の広々リビングが完成しました。2階リビングの最大のメリットは、耐震的なリスクが少ないため、吹き抜け付の大空間が出来ることです。それによって、一日の内で最も過ごす時間が長いリビングが明るく快適になります。

09

吹き抜けのある広いリビングは、無垢のフローリングを斜め貼にしてコーディネート。内装デザインの面では、無垢の床材(栗)を選定し、吹き抜け部分の梁の色目は木地を生かした塗装とし、ナチュラルで温かみのある空間を目指しました。

After 外装リフォーム後

10

ロフトからリビングを見下ろした様子。今まで屋根を支えていた古い梁をそのまま残し、築60年の土壁の家がイングランド風のインテリアに蘇った。

After 外装リフォーム後

11

天井が高く、ゆったいとしたLDK。キッチンの上はロフトをつくり、普段使わないものの収納場所として活用している。

After 外装リフォーム後

12

リビングの吹抜けとロフト部分。木の梁材や柱材の質感を活かすため、ロフトの天井は青色のクロスにした。

After 外装リフォーム後

この他にも外装リフォームの事例ございます。お気軽にご相談ください。

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