耐震診断と補強・実例 大震災に負けないマイホームづくり

耐震診断後の計画書

↑耐震診断後の計画書

S邸 耐震補強の実例

お客様のご自宅は築30年になる建売住宅で、当初は老朽化と手狭になったことを理由に建て替えをご希望でした。
しかしながら、建ぺい率や容積率の関係で新築すると現在の家より狭くなることが判明し、大型リフォームを行なう事となりました。
リフォーム後は、独立して暮らしていらっしゃるお子様も住われるとのことで、部屋数を増やすこと、プライバシーを確保する事を目的に大型リフォームを行ないます。

耐震的に不安を感じていらっしゃっており、耐震診断を行なった結果、評点が0.3と最悪の状況(評点が1.0以上が安全な建物とされる)でした。
構造補強の必要なポイントを提案し、大規模な耐震補強を行い、評点を1.7(合格ライン)まで引き上げました。

施工前・施工後で見る当社施工の耐震工事(外観)

Before 施工前

築36年前に建売住宅を購入。漏水と車が通るだけで揺れるという欠陥住宅で建て替えを検討するが、建ぺい率、容積率オーバーのためスケルトンリフォームとしました。外壁はモルタル塗り、吹付塗装の上、屋根は重い和瓦が乗っていました。

After 施工後

既存基礎の周囲を全てダブル基礎補強を行い、柱、梁、筋違い、耐震金物にて徹底的に補強する。写真には写っていませんが南側の3階に洋室7.5帖を2室増設するも建物の揺れはピタリと収まりました。屋根、外壁、サッシ、水廻り、機器は全て一新しました。

耐震工事前の状況

それでは具体的な耐震施工をご覧ください

基礎工事

二重基礎にする耐震工事を行います。築年数がかなり経過している場合は、新たな基礎を作って補強します。

既存基礎に抱き合わせて新たな基礎を作る

元々の基礎の内側に、隣接して頑丈な基礎を作っている

耐震工事

ホールダウン金物を取り付けた状態(25.6KN)

耐震診断に基づいて、床下の補強も行った

【壁の耐震補強】内壁を全て撤去して内側上り筋違い補強した部分

【壁の耐震補強】基礎を内壁側に増設

新規柱を何本か建てて補強をする

小屋裏工事

新たに小屋裏をつくります。断熱処理を完璧に行なう事により、単なる収納としての役割を越えた、居室の一部として活用することが出来ます。

小屋裏 立ち上げ作業

2階天井部が、小屋裏の床となる

全てのリフォームが終了しました

詳細な耐震診断と設計を行なった後、基礎補強から柱、壁、筋違いの増設、耐震金物の取付を徹底して行ない、耐震評点0.3(倒壊の危険あり)から1.7(合格ライン)まで引き上げました。
また、屋根を急勾配にすることで、合法的に広いロフトを2室増設すると共に、世代間の生活スタイル、時間、習慣の違いに配慮した間取り変更と防音工事を行ないました。

※ 詳しい工事の内容は、ライブリポートでもご紹介しています。

外観

玄関

リビング

1階和室

キッチン

階段

ロフト付き洋室

ロフト

浴室

トイレ

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