30代の新婚夫婦が住む増築に増築を重ねた築62年の土壁造民家 最後のリノベーション

奥様が育った思い出あるご実家をリフォームして新居へとリフォームしました。祖父様の代、戦後間もない昭和29年(62年前)に建てた小さな平屋にお父様の世代にてさらに平屋と2階の一部を2度に渡り増築した家でした。そして今回のリフォームでは、更に1階・2階とも増築して全体をつなげるリノベーションを行うことになりました。
まずは重い本格的屋な屋根瓦を下して全体に耐震補強を行い、それぞれ履歴の違う建物を一体化し、将来家族が増えた時の事も見据えたリノベーションをプランニングしました。
築62年の家をリフォームして住み続けることを望まれたお若いご夫妻でしたが、築年数や建物の状態を考えると当然ながら、周囲のすべての人達がリフォームに対し、なぜ建て替えをしないのかと不思議がられました。<br>完成した新築同様の住まいには随所に思い出もちりばめられ、ようやくリフォームを選ばれたことを皆さま納得されたそうです。
お母さんと娘である自分が生まれ育ったご実家であり、つい最近までおばあちゃんが住んでいた思い出がいっぱい詰まった古い民家を壊さないでリフォームをしたい、そんな想いにこだわってネットで色々と調べていたところ、当社の会社と仕事を知って下さりご縁がありました。

Beforeリフォーム前/Afterリフォーム後

リフォーム前の和室及びLDK

築62年の土壁の家が、お孫さんご家族の新居として生まれかわりました。

リフォーム前の和室及びLDK

開放感のあるLDKから思い出の残る和室を見る

開放感いっぱいに生まれかわったLDKは遊び心もいっぱい。

リフォーム前のキッチン

リフォーム後のキッチン

造作テーブル前の壁紙はウイリアムモリスデザインのもの。キッチン前のタイルもコーディネート。

思い出の象徴として、あえて古い柱を補強しながら残した

キッチンちかくには造り付けのテーブルを造作

造作のカウンターテーブルとウイリアムモリスデザインの壁紙

土壁の小舞壁の骨組みを見せて62年前に建てた家の思い出を感じられるLDKに。

ダイニングキッチンの方向を見る

リフォーム前のリビング・玄関

リフォーム後のLDKは、和室へと続く広い空間になった。

リフォーム後の和室方向からLDK方向を見たところ

リフォーム後の和室には、予算を抑えつつ古き良き中に新しさを加えるような存在感ののある照明器具を選んだ。

リフォーム前の2階

リフォーム後の2階洋室は、将来子供部屋に出来るように設計した。

2階洋室の書斎コーナーには、明るい窓辺にカウンターデスクを造作した。

書斎コーナーのある窓辺を飾る

リフォーム後の玄関には造り付けの玄関収納を設置

リフォーム後の洗面・浴室

リフォーム後の浴室

リフォーム前の外観

リフォーム後の外観はモダンでシックな外観になった。増築部分の外壁を藍色に塗装して仕上げた。

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