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木の風合いを活かしつつ進化した家
築40年以上経過した住まいは、何度か行われた増改築リフォームにより3棟の建物がつながる独特の間取りとなっていました。築年数こそ経ってはいましたが、細部に亘りディティールにこだわって作られており、今見てもとても素敵なお住まいでした。
今回のリフォームでは、お施主様のご希望である安全で生活しやすいバリアフリー空間に変更しました。リフォーム前のお部屋の印象は、木の風合いが多く感じられる一方、メリハリに欠けて暗い印象になっているように感じました。そこで、木の風合いを残しつつカラーバランスを整えて、メリハリを付けるように配慮しました。
玄関
玄関ドアを開けると、目に飛び込んでくる式台下の柄のタイルは既存の土間タイルや2丁掛けタイルにあえて同調させずにアクセントして取り入れました。空間の雰囲気が温かくなります。
リフォーム後の玄関の様子。温かみのある玄関ドアと窓を活かしてシュークローゼットを造作。
キッチンカウンター上には暖かみのあるペンダントライトを付けました。
木の風合いを残しつつ白い壁や天井の部分を増やすことによりカラーバランスを整えて、雰囲気の合うタイルも使った内装仕上げによりメリハリを付けました。
キッチンより障子を開けると16畳の和室と広縁から庭が見渡せます。
木のこぶが良い味を出している大柱を活かし、耐震上除けない柱もうまく利用して全体が調和するよう設計しました。床の段差も無くなり安心してお過ごしいただけます。
広縁よりダイニングキッチンを見る
広縁よりダイニングキッチンを見る
既存の障子に合わせて広縁入口にガラスの引き戸を新設
お庭で家庭菜園を楽しんでいる施主様ご要望の多目的に使える流し台
玄関ホールとダイニングキッチンを仕切る壁には彩光ガラスを入れ、お互いの空間の明かりが時間帯によって交互に入る様プランしました。
洗面・トイレ
浴室
