東京郊外にある築35年の住宅を約20年前に購入されたお客様から相談がありました。
今年の4月まで賃貸戸建住宅として約20年間貸されていたのですが入居者が退出することになったので何かご提案して欲しいと言われました。
退出後現在の住宅は賃貸だったのもあり荒れ放題、一部雨漏れのしている所もありました。
元々当時の建て売り住宅として作った建物のようで造りや間取りもいい加減なところもありました。
これはただ単に修繕だけではどうにもならないという状況でした。
そこで水廻りの交換を含め間取りの変更と内外装の一新をすることにしました。
但しそこはオーナーが住む住宅とは違いますからコスト面をどうするかという事を含めチャレンジすることにしました。

着工しようとしたところ、そこにウッドショックが持ち上がり木材の値段が1.5倍から2倍へと跳ね上がりました。
かと言ってすぐに追加工事でという訳にもいかず、、、

玄関

和室の雰囲気を活かした個室

天井には梁がデザインされています

和室の雰囲気を活かした個室

収納も造作しました

テラスのフェンスも塗装しました

階段もリニューアル

LDKも和の雰囲気を活かしつつデザインしました

ピンク色のキッチンがアクセントとなっています

LDKは広く開放的に

ライトもこだわりました

和室の雰囲気をそのまま活かした部屋

廊下にも和の要素を採用しました

こちらにも収納を造作

洗面室にはお洒落な床材と壁紙を採用

　施工のポイント

荒れ放題だった住宅は既存の和の雰囲気を残し、モダンな雰囲気へ生まれ変わりました。
広々と開放的なLDKにはラズベリー色のかわいいシステムキッチンやデッドスペースの可動式収納シェルフ、現しとなった柱が空間を柔らかく分ける間仕切りの役をしています。
既存の和の雰囲気が残る個室も落ち着きます。２階は天井を取り払い吹抜けとして梁を現しとしました。ブルーの２色のクロスが爽やかな個室となりました。
ユーティリティに貼った可愛らしいクロスもポイントです。

BEFORE

キッチンも古いスタイル

１階和室の様子

２階和室の障子はボロボロに

荒れている洗面室