夫婦の趣味を生かせる住まいになりました｜リフォーム事例集

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東京都　S邸
夫婦の趣味を生かせる住まいになりました

近辺でも珍しく傾斜地に自然が感じられる庭をお持ちのS様邸。ご主人が1年前に定年退職、奥様もあと2年で定年退職を迎えます。
ご主人はオートバイ、登山、写真・・・奥様は趣味を越えたプロ並みの料理と盛り付け、和へのこだわりをお持ちです。多趣味なご夫婦は、今後シンプルかつナチュラルな暮らしを望まれていました。リビングから庭の景観をより美しく眺められるように、一部増築を行ない、庭をL型に囲むプランを提案。お客様よりほぼ“設計者へのお任せしたい”との依頼をいただきました。内装仕上げ材には、無垢のフローリングと自然素材の珪藻土（カビに強いタイプ）をお勧めし完成に向けて順調に進めております。

大きな窓から見える庭が印象的なリビング

2階リビングダイニングの大室内が出現。

幅広い趣味をお持ちなのでこだわりの壁面収納を造作しました。

壁全体に調湿機能のある壁材「珪藻土」を使い、湿気対策をしています。

料理がお得意な奥さまこだわりのキッチンはあえてLDとは分けて料理に集中できます。

無垢のフローリング（栗）と塗り壁（珪藻土）の質感がナチュラルで、
リラックスできる心地よい空間になりました。

浴槽が大きなユニットバスに替えて、ゆったりできる浴室に。

勝手口を入るとすぐ家事コーナー。

リビングダイニングの天井は、既存位置に対して可能な限り上げました。

職人の手により、飾り棚兼本棚、パソコンコーナーを造作しました。

アコーディオンカーテンで仕切られていた台所とダイニングは、採光型3枚引戸で仕切りました。

お客様は親子で造園関係のお仕事をされているため、建築に関するこだわりや知識が豊富でした。外観やエクステリアについては一家言を持ってらして、様々な意見を交わしながら作り上げていきました。
1階親夫妻のインテリアはモダンな和風仕上げで、厚30M/Mの杉板や塗り壁施工とし、欄間や千本掛の建具は既存の物を再利用させて頂きました。 2世代プラスお子さんのいる世代の3世代で住宅がこれからどのような使われ方をしていくのか興味深く見守っていきたいと思っています検査済証のない既存建物で増改築許認可第1号を取得し、さらに検査済証も取得できたことは、これから安心安全に住まれる家として大変意義のあることでした。
又、屋根を全て解体した後に台風にあいましたが、しっかりとした養生のため被害がほとんどなかったことは思い出深い事でした（一部台風保険は使わせていただきました）