トカイナカプロジェクト
アフターコロナ、トカイナカで暮らすには
トカイナカプロジェクトとは?
トカイナカ×空き家
トカイナカとは、都会に通える距離にある自然豊かなエリアのこと。通勤可能で仕事を変える必要がなく、移住による収入の変化という不安もないという事が最大のポイントです。都会と田舎を結ぶ路線の始発駅周辺であれば、ゆったり座って通勤できるし、その時間を仕事や読書などの趣味にあてることもできます。今はリモートでの仕事も多いので、より需要が高まってきています。
そして中古住宅は、新築のものと比べて価格の安さがメリットです。低価格で物件を買い、昔ながらの雰囲気やデザイン性を残しつつ、現在の暮らしに合わせて耐震補強を行ったり水回りの設備を新しくしたり、自由設計でお気に入りの空間で生活できるようなリフォームをする事が出来ます。そしてこの特徴で、打開できるのが田舎ならではの空き家問題です。そこに着目し、近年多くの自治体が過疎化打開のために積極的に空き家をリフォームしたり、リノベーションを支援する事業を進めています。それら補助制度を活用することで、費用を抑えることが可能となります。
当社HP「トカイナカについての記事」
当社HP「空き家についての記事」
コロナ後の住まいのあり方を考える
1990年にバブル景気が崩壊した日本経済は2023年の今現在まで基本的にはデフレ経済が続いており先進国の中で唯一GDP等の経済成長がない国となっています。そして30年に渡って景気の低迷が続いています。
そして新型コロナウイルスの蔓延が主とした原因でウッドショックと言われる木材の高騰や、海外に依存してきたサプライチェーンのシステムが崩壊してきて、資材や工業製品等の価格が上昇してきました。
そして更に昨年あたりからは食品やあらゆる生活必需品や電気、ガス、水道等の料金も次々と値上がりしてきました。それらの影響からか日本の地方どころか都心の一等地のデパートや商店や、会社に至るまで、営業的に厳しい状況となり倒産や店舗の閉店を余儀なくされるようになりました。そうすると空アパートやテナントビルの空室が目立ち始めてきて、それらの空室を埋めたり、経済の需要を復活させるためには、単なる模様替えや小手先のリフォームでは、対応出来ないような状況になってきたのです。
当社の不動産部門で売買仲介のお手伝いをしていた中古ビルを売り出すも中々売却できない状況が数年続いていました。そのようなこともあり、当社グループで買取りコンバーションのモデルケースにしようという事でこのプロジェクトが始まりました。
第一弾 東中神二世帯住宅付き複合ビル
物件の詳しい内容 BEFORE&AFTERをみてみましょう
東中神という街
東中神駅は、昭島市玉川町に位置する、JR青梅線の駅です。 南口駅前には「UR都市機構東中神団地」が建ち並び、団地の中をドラマ「凪のお暇」のロケ地にもなった「くじらロード商店会」が通ります。昔、近隣を流れる多摩川でアキシマクジラの化石が発掘されたことから「くじらロード」という名前が付けられました。この東中神団地は2023年より建替工事が進められ、「新・交流拠点として位置づけ、回遊性、快適性の高い空間となるよう整備を図り、魅力と活力にあふれたまちの形成」を目指し、快適で災害に強い居住環境が作られています。
駅の東側、徒歩約5分には、野球場・陸上競技場・テニスコート完備の大規模公園「昭和公園」が立地し、園内の中にある「昭和公園動物園」では、サルやシカを観ることができます。また、「国営昭和記念公園」の“昭島口”までも徒歩圏内と、子どもたちが自然の中でのびのびと遊べる環境がたくさんあります。
また主要駅までのアクセスは新宿まで約30分となっており、いずれの駅にも60分圏内なので通勤通学も便利です。
このビルがある「八清住宅」はラウンドアバウトの地形が採用されており、中心部に住民が必要な郵便局や商店を配置しているため、徒歩圏内で生活可能な空間が作られています。
ラウンドアバウトは、中心の島をぐるりと道路が囲み、信号機や一時停止がない交差点で車などはここに入って旋回して、交差しているいずれかの道に入るという仕組みです。ヨーロッパでは、パリの凱旋門のラウンドアバウトが有名です。
リフォームでもリノベーションでもなく「コンバージョン」
通常よく言われている「リフォーム」は、古くなった浴室や浴室やキッチンを取り替えたり内装材を新しくするような簡単な修繕工事で、解りやすく言うと、古くなった建物を部分的に最大でも新築の状態に戻すことを言います。
「リノベーション」とは、家の間取りを変えて、部屋の位置や水廻りの位置や端には玄関や階段の位置まで変えて、耐震補強や断熱工事まで行って既存住宅の状態とは根本的に変えることを言います。
そしてあまり聞き慣れない「コンバージョン」とはリノベーションを更に複雑にかつ建築の専門的知識をもって用途変更まで行うという非常に高度な建物改修のことです。例えばオフィスビルを住居系の用途に変えるとか店舗に変えたりする工事を言います。
完成VR内覧 3階2LDK
完成VR内覧 4階1LDK
こだわりポイント
至る所にアイデア満載の、遊び心溢れる豊かで豊潤な2世帯住宅
コンバーション前
しばらく廃墟ビルのようになっていましたので、これをどう再生させるかはとても困難な作業の積み重ねが必要でした。テラスや屋上には苔が生え、天井は落ち、外壁には大型のダクトが取り付けられていました。
プロジェクトのポイント
面積は約140坪あり、普通の家の5件分の広さです。駅徒歩5分と近く、近隣には3つの大きな公園もあり、住居環境としては最高の立地です。1、2階は自分用に使用する、他人に賃貸して収益をあげる、自分たちの小商いのスペースにするか。複雑で大掛かりな8か月のリノベーションでした。地階のスペースは有事の際の「地下シェルター」として、又「非常用倉庫」のプランにしました。3階と4階は2世帯住宅として外階段と内階段で繋がっています。3階と4階の窓からは富士山が見えるという事も大きな魅力です。
この物件においてはいずれ売却予定です。興味ある方は是非ご連絡下さい。
物件情報
建物概要 | 鉄筋コンクリート造 地下1階 地上4階 |
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築年月日 | 1979年 |
物件所在地 | 〒196-0034 東京都昭島市玉川町3丁目10-20 |
敷地面積 | 132.89㎡(40.19坪) |
延床面積 | 449.89㎡(136.09坪) |
用途地域 | 近隣商業施設/準防火/第3種高度地区 |
面積 | ㊦86.90㎡(26.29坪) ①102.05㎡(30.87坪) ②104.90㎡(31.73坪) ③95.80㎡(28.98坪) ④60.24㎡(18.22坪) 合計:449.89㎡(136.09坪) |
トカイナカプロジェクト まとめ
建築、リフォーム、不動産の総合会社だからこそ出来ること
当社MTLグループ「スインクハート」は、東京都の多摩地区の中心“立川市”にある不動産の専門店です。立川市はもちろん多摩地区全域(国立市、国分寺市、日野市、八王子市)、東京23区その他、別荘地、リゾートハウスや地方の情報も広くネットワークを組んで収拾しております。
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そして同じビル内で建築の仕事をしている事が特徴です。お客様が、お目当ての不動産を絞り込んだ上で、その建物の構造や将来性について一級建築士の立場からの見解をお伝えすることができるからです。建築、リフォーム、不動産の総合会社だからこそ出来ることと自負しております。
都会の喧騒から離れ、静かに暮らしたいけれど、どうしたら良いのか分からない…と最初の段階で諦めてしまう前に是非一度、私たちにご相談ください