夫婦で60才代後半を迎えるに当たって、主寝室のリフォームをしました。
どんどんと高齢化社会が進行しました。可能な限り自宅で夫婦がお互い面倒を見てくれるような部屋が作れないものかと相談がありました。介護施設の少し大きな部屋というイメージで、寝室・ミニキッチン・洗面台に介護用トイレがあれば便利だなと考えました。
今まで1階がLDKと浴室、寝室が2階という生活でしたが、近い将来には老々介護の可能性もでてきましたので、1階の使わなくなった2室を1室にして夫婦の主寝室を作り、その中にミニキッチン、洗面台、トイレを設置して、まるで介護施設にいるような部屋が作れたらと思いました。その部屋の中には、小さな応接セットも置いて、孫が遊びに来た時に一緒に過ごせるようにし、ちょっとした年寄りの小宇宙のような空間が出来上がりました。
Before
After
完成した主寝室を窓側方向から見る
造作のカウンターデスク。ちょっとした物書きが出来る
部屋の中に洗面台を設置しました。
手前の扉はトイレへの入口
一日中過ごせるようなゆったりとした空間。応接セットを設置しました。
入口から部屋全体を見る。右奥にベッドを置く予定です。
腰壁には無垢の木を、色違いでランダムに貼り、床も無垢のフローリングを貼りました。
ゆったりくつろげるソファーでは、孫たちが来た時に遊んでくれそうです。
インテリア性のある照明器具。アンティーク風な照明器具を取り付けました。ベッドに寝ていても見えますのでとても重要です。
庭に面した窓から明るい光が差し込みます。
木の暖かみが感じられる室内空間です。
収納をさりげなく造作。ベッドサイドで使える配慮を。
入口脇に洗面台とトイレの入り口があります。
カウンターにはお気に入りの小物を飾ったり、ちょっとした書斎として。
造作カウンターの上にはグリーンが飾れる化粧棚を取付けました。
ナチュラルでカラフルなインテリアで気持ちも明るくなります。
ソファーもいいけど、小テーブルでカフェみたいにお茶もいいです。
清潔に使える機能性にインテリア性を兼ね備えたシンク
トイレは完全バリアフリーとしました。壁紙は思いっきり明るく華やかな柄を選びました。
跳ね上げ手摺は、不使用時は上げておくことが出来ます。
使用時は下げる、跳ね上げ手摺と壁にも手すりを取付けました。緊急時には、娘の部屋に通じるブザーを設置しました。