ハウスメーカーで新築されたNさま。2年ほど前からデッキ材の腐食が始まり、弊社に相談がありました

ハウスメーカーで新築されたNさま。
現在築4年目で、築後1年目に外構のウッドデッキを専門業者に依頼されましたが、コスト重視で施工されたこともあり、2年ほど前からデッキ材の腐食が始まり、怖くてデッキ上を歩けないとの事で、弊社に相談がありました。

元々使用されているデッキ材はホームセンターでも気軽に手に入れる事が可能なローコストなデッキ材でしたので、比較的温暖な乾燥した環境であれば常にメンテナンスをしていれば、それなりに維持は可能な材料ではありますが、日本の気候・風土を考えると短命な材料である事は容易に想像出来る材料でした。

リニューアルするにあたり、メンテナンスや手入れを殆どしなくても済むような人口木材か耐久性の高い天然木材の両方で検討しましたが、コストは掛かっても少しでも温かみのある天然木材にされたいとの事で、天然木材のデッキ材を採用する事になりました。

ウッドデッキが完成

ウッドデッキが完成しました。 採用したデッキ材はアマゾンウリン材で、超硬質木材。
腐食や虫害に強く、桟橋や港湾・海岸等、公共施設でもで多く使用されている高耐久の木材です。施工後の塗装は行なわない為、施工後のメンテナンスも然程気を遣わなくて済む材料です。デメリットは経年でササクレだってくる事がありますが、面取りや軽くヤスリを掛ける程度のお手入で済みます。

又、防犯の為の門扉の設置をご希望されてましたので、扉本体は比重の高いアマゾンウリンは少々使い勝手が悪いので、高耐久で軽く、油分を多く含んだイタウバ材にて門扉を造作しました。イタウバ材も高耐久で木造船や木橋にも使われる木材です。

デッキ材や門扉は全て現場で加工・施工をしました。床下には普段使わないものを収納出来る様、収納蓋も造作しました。