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東京都 F邸
ご夫妻と猫達にとって快適な住居間が出来るように

ご夫妻と二匹の猫がどう一緒に生活し住み分けるか

築20年経過するマンションに住まわれているご夫妻はリフォームするか、近くに建築中のマンションを購入するか迷っておられました。リフォームのご提案するとき時気に入っていただきましたが、約1年後に完成する新築マンションが出来てからそれを見て決めると言われました。そうした中、今後の不動産不況のこととか、修繕の費用をお話しさせていただいたり、可愛がっておられる2匹の猫ちゃんのための様々な工夫ををご提案させていただく内に、すぐにやりたいというお気持ちに変わっていただきました。ご夫妻と二匹の猫がどう一緒に生活し住み分けるか、というプランやそれに適したインテリア素材選びをしながら、ご夫妻と猫達にとって快適な住宅間が出来るような予感の中工事は始まりました。 あとはご夫妻の寝室の内壁と水廻りでは浴室とトイレの交換、洗面台は内装だけ、リビングにつながる玄関廊下に一体となるキッチンは、今回の工事から除外して、既存のキッチンを少し修正して壁タイルを交換して、元々壁があったところを抜いてLDKと一体化したプランにしました。

全て猫の目線で設計しました。

お引越しの日に初めて全体を見渡されたご夫妻。とても興奮されていて、どこをとっても100点満点と言っていただきました。床材や壁材、天井材共ご夫妻を交えて色々と好みをお聞きした上で、最後はプロとしての感性で決めさせて頂きました。 お客様によっては強い固定観念があり、それを最初に主張される方もいらっしゃいますが、最終的には私の家ではないし、とあきらめる場合もありますが、この家のお客様のように、希望は主張されながらも、控え目で、最後は「お任せします」と言って頂いた方が、今回のように素晴らしい家に仕上がります。 この家は、最初が猫が主役ということがご夫妻の言動からわかりましたので、全て猫の目線で設計しました。住まわれながら、猫とご夫妻の感動ドラマが展開されるのかと思うと、当社を選んで頂いたご夫妻には感謝して、ありがとうございました、と記憶に残る仕事でした。

リビングより猫の部屋を見る。 奥の物入の下が猫の寝室です。1本の木の柱によって、猫の部屋と猫と
ご夫妻の部屋とLDKが上手く分断されていて、ガラス戸を閉めると、それぞれの部屋の機能を果たします。
ダイニングから左手が猫の部屋。正面が出入口。右手がキッチン
左手の奥に二ヶ所のキャットタワーがあります。ガラス戸の上はL型のキャットウォークとなっていて、この家の主役はどうやら2匹の猫ちゃんのようです。

猫とご夫妻の部屋より猫の部屋とリビングダイニングを見る。 猫とご夫妻の部屋の床はスペイン産の陶器タイル貼。
オープンテラスのようにガラステーブルとチェアを置きました。
猫の目線から見たリビングダイニング。 キャットウォークに乗った猫は上から下を眺めるのが好きだから、きっとこのような視線で見ているのでしょう。
リビング入口よりダイニングとバルコニーを見る

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