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数寄(すき)

茶の湯を意味する言葉。 平安時代には色好み、あるいは風流文雅を好むこと、の意味であった。鎌倉時代に入ると、色好みとは区別して〈数寄〉という文字が使われるようになったが、それはもっぱら歌道の風流を意味する語として用いられていた。 数寄が茶の湯を対象とするようになったことを示す早い例は、歌論集《正徹物語》(1444‐52ころ成立)であり、歌数寄に対して「茶数寄」という語が用いられている。

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