建築用語集
茶室は住まいというより主人と客が茶の湯を行う場所の事ですから、それをそのまま現代住宅に当てはめて考えるのは無理があるのは充分承知の上で、名茶室と言われる「待庵」や「如庵」や「蜜庵」等の具体的な間取りやデザインや工夫を通して現代住宅が忘れてきたものは何かを考えていくのも大切なことではないかと考えられます。
その茶室から学ぶべきものは、たくさんあると思いますが、まず一番目として純粋に建築学として特にデザインやアイディアとして学ぶべき点、二番目としてそこに住む主人と客人との関係性について、三番目に建物の庭やアプローチとの関係、四番目には千利休の作った待庵に代表されるような二帖という極小空間に込められた豊穣(ほうじょう)なる精神性を、第五番としては、その極小空間に込められた建築空間としてのアイディアといったものがあげられます。
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