既存不適格建築のリフォーム5
それぞれで生活時間がちがう家族の、プライベート空間を重視したリフォーム
築30年になる建売住宅で、当初は老朽化と手狭にである事を理由に建て替えをご希望
お客様のご自宅は築30年になる建売住宅で、当初は老朽化と手狭になったことを理由に建て替えをご希望でした。しかしながら、建ぺい率や容積率の関係で新築すると現在の家より狭くなることが判明。ハウスメーカー等色々と業者を捜したけれど、なかなか対応してくれるところが見つからず、弊社に依頼がありました。リフォーム後は、独立して暮らしていらっしゃるお子様も住われるとのことで、部屋数を増やすこと、プライバシーを確保する事を目的に大型リフォームを行ないます。耐震的に不安を感じていらっしゃったので、耐震診断を行ない大規模な耐震補強をおこないます。
リフォーム前のご要望
成人して家を出ていた子供たちと同居するので、今後はプライバシー重視の暮らしをしたい。家族それぞれ生活時間帯が違うので、リビングやキッチン等は最小限にして現在より狭くするかわりに、部屋を広げたい。車が通るだけで揺れるので、地震が心配。耐震をしっかりしてほしい。ペットの汚れ対策を施したい。との事でした。
築33年の建売住宅を、耐震性、耐久性、防音、断熱の全てを改善して、
今後永く安心して暮らせる家
元々は純和風の建物でしたが、 すっかり印象が変わりまるで新築のようです。玄関廻りには、オリジナルデザインを加えて、意匠的な工夫を行ないました。愛着のある樹木は、そのまま残しました。相変わらず家の顔として住人を迎えてくれます。
電動昇降タイプの吊り戸棚や家電収納付き食器棚など、省スペースでありながら、 収納容量を確保しています。個室をなるべく広く使うために 小屋裏(ロフト)を設置 。小屋裏は、収納スペースとして 使えるだけではなく、 多目的に使える程の広さを確保 したので、洋室としては かなりスッキリ使える見通しです。ロフトは断熱処理を十分に行なったので 室温も一年 を通じてある程度、安定する見通しです。スペースも十分にあるので、寝室として使用することも可能な位です。