既存不適格建築のリフォーム2
東京の都心にオール土壁の民家がまだあったなんて…
外部・内部の一通りの調査の段階では、普通の町屋でした。
解体を始めてびっくり。外壁も内壁も、表面仕上材の下に何と土壁が出現してきたのです。それも竹小舞下地の本格的な土壁でした。再建築不可の土地の建物を一部減築を行わなければなりません。オール土壁の解体をしたら、土ぼこりは出るわ、解体の途中で建物全体が歪んでくる可能性がありました。解体中の現場に何回か足を運び、設計施工の進め方を練り直しとにかく出来ることをひとつひとつ解決していくしかないと決断しました